女職人ルポ



第5回 手すき和紙
小此木明子さん(埼玉県比企郡小川町)
素朴で温かみのある風合いを持つ「小川和紙」は主に、着物を入れるたとう紙や画材用紙などに使われている。和紙の代表的な原料は、桑科の「楮(こうぞ)」という木の樹皮の部分。皮は外側から、黒皮・甘皮・白皮の3層になっており、白皮に紙の原料となる繊維が多く含まれる。作る紙に応じて黒皮や甘皮も使用。枝を釜で蒸して剥ぎ取った樹皮を、アルカリ性の熱湯で煮て、繊維を柔らかくして不純物を溶かす。水槽の中に水をはり、打解して柔らかくなった樹皮と「トロロアオイ」の根から出る粘液を入れる。この粘り気に、繊維を絡ませる効果や、水槽の中にまんべんなく繊維を分散させる効果がある。


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